こんにちは。今回のブログは、国立・谷保エリアで農園や教育事業、民泊を運営されている小野さんのお話です。民泊の事業者は大人が多い中、大学生とどんなきっかけで始めたのでしょうか?
是非最後までご拝読下さいませ!
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こんにちは!「多摩民泊コミュニティ」で監事を務めさせていただいております、小野と申します。私は「NPO法人くにたち農園の会」という団体で、2019年から民泊を運営しています。
私たちが運営する民泊「ゲストハウスここたまや」の大きな特徴は、現役の大学生たちが主体となって運営していることです。大学生が運営する民泊は全国的にも数カ所ほどと珍しい取り組みですが、その中でも息の長い活動を続けています。
今回は、これから民泊の開業を考えている方や、多摩民泊コミュニティへの参加に関心をお持ちの方に向けて、私たちが歩んできた道のりと、民泊を通じて広がる人のつながりの魅力についてお話しします。
◆大学1年生の「ゲストハウスを立ち上げたい!」がきっかけ
「ここたまや」が生まれたきっかけは、一人の大学1年生の女性でした。「在学中にゲストハウスを立ち上げたい!」という熱い想いをぶつけてくれたのです。
とはいえ、契約や責任問題などを考えると、学生たちだけで全てを担うのは現実的ではありません。そこで、私たちのNPOが空き家だったアパートを一棟借り上げ、クラウドファンディングなどを活用してリノベーションを実施。その間に学生たちも「学生団体たまこまち」というサークルを立ち上げ、サービス内容を企画しながら、自らの手も動かして空間を作り上げていきました。
東京オリンピックを控えた観光需要の高まりもあり、Airbnbなどを通じて開業初年度は14カ国からのゲストをお迎えするなど、順調なスタートを切ることができました。
もちろん、社会経験の少ない学生たちが現場に立つため、当初はさまざまな試行錯誤や課題もありました。しかし、学生が地域の事業者と連携してリアルな実業に取り組むことは、長い目で見れば必ずポジティブな成長や効果を生み出します。また、私たちのNPOが掲げる「農と子育て」をテーマにした各種事業においても学生たちの力は欠かせず、毎年新しい世代が加わるサークルとの連携は、非常に大きな相乗効果を生み出してきました。
◆コロナ禍の苦境、ピンチのりこえた学生たちの創意工夫
開業して間もなく、世界中をコロナ禍が襲いました。観光・宿泊業界は大打撃を受け、「ここたまや」も最初の数か月間は利用者がゼロという厳しい局面に立たされました。
しかし、学生たちは決して諦めませんでした。 「今だからこそ、人と人が直接出会い、温かくコミュニケーションをとれる場を守ろう」と知恵を絞り、友人や家族を招いたり、活動場所に困っていた他サークルの合宿を受け入れたりと、工夫を凝らした取り組みを展開。その結果、利用者は徐々に回復し、翌年以降は年間営業可能日数(180日)のほぼ全日が埋まるほどの人気宿へと成長していきました。
◆世代を超えて広がる地域の輪
気がつけば開業から8年目を迎えました。学生たちの代替わりも順調に重ね、この春には10期目のメンバーがサークルに合流。現役登録メンバーは60名を超える活気あるコミュニティに育っています。
活動の幅も宿泊にとどまらず、多方面に広がっています。
宿泊者と一緒に街を巡る「やぼさんぽ」

他にも、地域と学生が深く関わる接点が次々と生まれています。
畑での「朝食会」や「焚火会」
国立市の友好交流都市である秋田県北秋田市との交流事業
詳しくは→ https://kokotamaya.com/about/

初代代表を務めた坂根千里さんは、一橋大学卒業と同時にゲストハウス近くのスナックを買い取り「スナック水中」を起業。「新卒スナックママ」として各メディアでも話題となり、この秋には国立駅近くに2号店となる「スナック水紋」をオープンする予定です。
◆民泊がもたらす「数字以上の価値」
私たちの民泊事業は、純粋なビジネスの収益規模で見れば決して大きなものではないかもしれません。しかし、「世代を超えた有機的な関係性づくり」という点においては、計り知れない価値を生み出してきたと実感しています。
歴代の卒業生を含めるとメンバーは150名ほどにのぼり、今でも年に1〜2回は卒業生たちが集まる機会があります。昨年には、サークル内で出会い結婚したOB・OGカップルがお子さんを授かり、ゲストハウスの近くに引っ越して子育てをスタートするという嬉しい出来事もありました。続けていくことで、地域の中に温かい人の輪が自然と広がっています。
こうした活動を温かく見守り、日々情報交換や学びの場を共にしてくださっている「多摩民泊コミュニティ」のメンバーの皆さまには、心より感謝申し上げます。また、皆さまにご推薦いただき、「2025年 Airbnbコミュニティ基金」に選定されたことも、私たちにとって大きな励みとなりました。
民泊は単なる「宿泊場所の提供」にとどまらず、地域の魅力を発信し、人と人をつなぐ素晴らしい可能性を秘めています。
これから多摩地域で民泊を始めてみたい方や、仲間と共に地域を盛り上げたいと考えている方は、ぜひ「多摩民泊コミュニティ」の扉を叩いてみてください。経験豊かな仲間たちが、温かく迎えてくれます!
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現役とOBOG交流会を農園で開催。右端が私、小野(筆者)です

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